施設基準医 認証開始について (2011年4月掲載)

 周知のように、保険診療における施設基準を満たすには、20例以上の腹腔鏡下小切開手術(あるいは腹腔鏡下手術)の経験のある常勤の医師が2名以上在籍していることが必要条件のひとつとされています。しかし、腹腔鏡下小切開手術では、病院を異動した場合などに、この経験を証明することが困難なこともあるため、本学会で認証を行ってほしいとの要望があり、この状況と手術の安全を勘案して下記の決定がなされました。 
 本認証は、認証を希望する医師に対して行うものです。

● 第3回日本ミニマム創泌尿器内視鏡外科学会(平成22年12月4‐5日開催)の理事・評議員会および同総会にて、腹腔鏡下小切開手術 (ミニマム創内視鏡下手術) の施設基準(20例以上の経験)を満たす医師の認証を、申請者に対して行うことが決定されました。

● 上記の決定に従い、日本ミニマム創泌尿器内視鏡外科学会では、腹腔鏡下小切開手術 (ミニマム創内視鏡下手術) の施設基準(20例以上の経験)を満たす医師の認証を、申請者に対して行ないます。

● 本学会による名称は、腹腔鏡下小切開手術 (ミニマム創内視鏡下手術)施設基準医となります。

 

腹腔鏡下小切開手術(ミニマム創内視鏡下手術)施設基準医
認証の申請手続き

手続きの流れ

申請 → 審査 → 認証・公示 → 更新

 

● 申請

1 申請条件:本学会会員であること。

2 申請書類:下記の書類 (様式1, 2, 3)を提出する。
        (「新規申請のチェックリスト」参照)

 1) 申請手術のリスト (様式1: Word, PDF)
 2) 腹腔鏡下小切開手術施設基準医申請書 (様式2: Word, PDF)
 3) 宣誓書 (様式3: Word, PDF)
 4) 申請手術の条件

(1) 20例の手術記録のコピー (A4サイズに補正) を提出する。
患者の氏名など、個人情報部分は消去する。
(2) 20例は腹腔鏡下小切開手術とする。
(3) 日本泌尿器科学会のホームページ上に掲載された要件*を
満たしていること。満たしている旨を3)の宣誓書で宣誓すること。
(4) 認定施設で行った手術であること。
     施設認定に用いた症例も含めることができる。
   (5) 重大な合併症(Clavien分類**grade IIIb以上) がなかった症例であること。

本ページ下部に掲載されている「施設基準医の審査基準」もご確認ください。>

3 申請費用 15,000円 

振込先
銀行名:みずほ銀行 神田支店 
口座名:特定非営利活動法人日本ミニマム創泌尿器内視鏡外科学会
口座番号:普通預金 1187629

4 書類送付先

〒113−8519 東京都文京区湯島1−5−45
東京科学大学 大学院 腎泌尿器科外学教室内
日本ミニマム創泌尿器内視鏡外科学会事務局

 

* 日本泌尿器科学会のホームページ上に掲載された要件
1) 小切開で行う。 小切開とは、手が挿入できないサイズの切開をいう。手より大きい場合は、対象臓器のサイズの切開)
2) 内視鏡を終始用いる。
3) 炭酸ガスは用いない。 
4) 原則として腹膜を損傷しない。
5) トロカーポートは用いない。
6) 基本的に手を創内に挿入しない。

** 「参考資料」参照

●審査
 審査は本学会認証委員会で行う。
 
●認証・公示

1) 20例施行の認証状を発行する。
2) 本学会の呼称である「施設基準医」を称することを5年間認め、当該5年間、申請書類は電子ファイルとともに事務局で保管し、申請者からの照会があった場合には、上記書類を提示する。
3) 施設基準医氏名を本学会のホームページおよび本学会雑誌に掲載する(希望者のみ)。

●更新
1) 「施設基準医」の更新は、5年毎に行う。
2) 更新資格は
 (1) 5年間本学会の会員であること。
 (2) 5年間に2回以上本学会学術集会に参加していること。

3) 更新費用 10,000円

振込先
銀行名:みずほ銀行 神田支店
口座名:特定非営利活動法人日本ミニマム創泌尿器内視鏡外科学会
口座番号:普通預金 1187629

4) 更新申請書類

(1)腹腔鏡下小切開手術施設基準医更新申請書(Word, PDF
(2)更新費用の振込明細書のコピー

5) 書類送付先

〒113-8519 東京都文京区湯島1-5-45
東京科学大学 大学院 腎泌尿器外科学教室内
日本ミニマム創泌尿器内視鏡外科学会事務局

  • 令和2年度総会により、2020年度を含む5年間で更新する会員については、1回以上の学術集会の参加により、更新資格(2)を満たすことが承認されました。

 

施設基準医の審査基準について

施設基準医認証委員会において、厚生労働省提示の施設認定基準と日本泌尿器科学会ホームページ掲載の小切開の基準、ならびに認証委員会の判断に基づくことが確認されました。

1) 対象手術:保険請求可能な腹腔鏡下小切開手術
2) 術者:術者として20例であること(助手・指導医としての参加は不可)
3) 皮膚切開長:手の入らない切開(8cm以下)、腫瘍>8cmの場合は腫瘍サイズ
4) 認定施設で行った手術であること。 施設認定に用いた症例も含めることができる。
5) 手術記録の項目として皮膚切開長、手術時間、出血量を含むこと。

 

腹腔鏡下小切開手術(ミニマム創内視鏡下手術)練達医
認証申請受付開始について(2015年5月掲載)

 周知の通り、腹腔鏡下小切開手術(ミニマム創内視鏡下手術)の施設基準には「当該手術に習熟した医師の指導の下に」という文言が記載されており、持続的な手技の向上が推奨されています。
 この主旨に沿って、本手術に練達した医師であることの認証を、本学会で行ってほしいとの要望があり、この認証を患者さんやご家族への練達度の提示にも用いたいとの希望があり、下記の決定がなされました。  
 本認証は、希望する医師に対して行うものです。

  • 第7回日本ミニマム創泌尿器内視鏡外科学会(平成26年12月20‐21日開催)の理事・評議員会および同総会にて、腹腔鏡下小切開手術 (ミニマム創内視鏡下手術)に練達した医師の認証を、申請者に対して行うことが決定されました。
  • 上記の決定に従い、日本ミニマム創泌尿器内視鏡外科学会では、腹腔鏡下小切開手術 (ミニマム創内視鏡下手術)に練達した医師の認証を、申請者に対して行ないます。
  • 本学会による名称は、腹腔鏡下小切開手術(ミニマム創内視鏡下手術)練達医となります。

● 腹腔鏡下小切開手術(ミニマム創内視鏡下手術)練達医の申請方法

1 申請条件:

@日本ミニマム創泌尿器内視鏡外科学会会員であること。
A腹腔鏡下小切開手術施設基準医であり、認証後1年以上経過していること。

2 申請書類:下記の書類 (様式1, 2, 3)を提出する。
        (「新規申請のチェックリスト」参照)

 1) 申請手術のリスト (様式1: Word, PDF)
 2) 腹腔鏡下小切開手術練達医医申請書 (様式2: Word, PDF)
 3) 宣誓書 (様式3: Word, PDF)
 4) 申請手術の条件

(1) 20例の手術記録のコピー (A4サイズに補正) を提出する。患者の氏名など、個人情報部分は消去する。
(2) 20例は腹腔鏡下小切開手術とする。
(3) 日本泌尿器科学会のホームページ上に掲載された施設基準医申請手術要件*を満たし、かつポート径が5cm以下であること。満たしている旨を3)の宣誓書で宣誓すること。
(4) 認定施設で行った手術であること。施設認定に用いた症例も含めることができる。
(5) 重大な合併症(Clavien分類**grade IIIb以上) がなかった症例であること。

本ページ下部に掲載されている「練達医の審査基準」もご確認ください。

3 申請費用 15,000円 

振込先
銀行名:みずほ銀行 神田支店 
口座名:特定非営利活動法人日本ミニマム創泌尿器内視鏡外科学会
口座番号:普通預金 1187629

4 書類送付先

〒113−8519 東京都文京区湯島1−5−45
東京科学大学 大学院 腎泌尿器科学教室内
日本ミニマム創泌尿器内視鏡外科学会事務局

* 日本泌尿器科学会のホームページ上に掲載された要件
1) 小切開で行う。 小切開とは、手が挿入できないサイズの切開をいう。(手より大きい場合は、対象臓器のサイズの切開)
2) 内視鏡を終始用いる。
3) 炭酸ガスは用いない。 
4) 原則として腹膜を損傷しない。
5) トロカーポートは用いない。
6) 基本的に手を創内に挿入しない。

●審査

 審査は本学会認証委員会で行う。
 
●認証・公示

1) 腹腔鏡下小切開手術練達医の認証状を発行する。
2) 本学会の呼称である「練達医」を称することを永年認める。
3) 練達医氏名を本学会のホームページおよび本学会雑誌に 掲載する(希望者のみ)。

練達医の審査基準について

  1. 対象手術:保険請求可能な腹腔鏡下小切開手術
  2. 術者:術者として20例であること(助手・指導医としての参加は不可)
  3. ポート径:5p以下
  4. 認定施設で行った手術であること。施設認定に用いた症例も含めることができる。
  5. 手術記録の項目として術式名、術者名・助手名、手術時間、出血量、ポート径あるいは皮膚切開長を含むこと。